伊達男の映画批評

AmazonプライムかHuluかディズニープラスで見た映画の感想を書いています。

トム・クルーズカッコよすぎ「ミッション:インポッシブル」 レビュー


Mission: Impossible (1996) - Mission Gone Wrong Scene (1/9) | Movieclips

作品・出演者情報

監督

ブライアン・デ・パルマ

キャスト

個人的レビュー

スパイ大作戦』というTVシリーズが映画化した作品ということで、こういうパターンは失敗している作品が多いんだよなと思いつつも、有名な作品であり続編も多く出ているからということで鑑賞してみた。

冒頭から流れる超有名なテーマ曲。気分が上がる。色々な場面であの曲が使用されているからこそ、実際に映画を見てワクワクすると思うと不思議なものだ。この作品が公開されたのは1996年ということで20年以上も前のことであるが、公開当初から「この曲めっちゃいいね!」という評価があったのだろうか。もしかして日本だけなのか?

最初のIMFの作戦会議の様子などはすごくかっこよく、これがスパイのプロか!とワクワクするような描写だった。まあ、この作戦が全部筒抜けになっているのでほぼ全員が死んでしまうのだが。

この作戦が失敗するのはIMFの作戦で、裏切り者を見つけ出すためのものだ。個人的には、もう少しいいやり方があるんじゃないかと思ったけどね。だって、裏切り者を炙り出すために有能なメンバーを犠牲にしなくて済む方法はあったはずだから。IMFレベルの諜報機関ならもっと効率的な作戦を立てられたんじゃないか、と個人的には思う。最初の作戦でかっこいいなと思ったメンバーが次々に死んでいき、イーサンとクレアしか残らなかったあの悲しさはあまり気持ちが良くなかった。

このチームでいろいろな問題を解決していくんだろうなと思っていたのは、プリズン・ブレイクウォーキング・デッドを見ていたからなのだろうか。途中でメンバーが死んでいくなら仕方ないと思って諦めもつくが、続編がたくさん出ている作品の前半30分でほとんど死ぬってなかなか衝撃的だ。トム・クルーズファンなら耐えられるだろうけど。

とはいえ、スパイ作戦実行中の描写は見事だった。特に、CIA本部への潜入のシーンは非常に面白かった。こういうチームプレーで状況をクリアしていくのがスパイ映画の醍醐味で、いい意味でイーサンが目立ちすぎず、バランスが取れていたように思う。

良かった点

良かった点としては、CIA潜入シーン前のセキュリティーの解説のところが非常に作り込んであった点だ。見ている側に「これはどう頑張っても無理だろう」と思わせる、難攻不落っぷりがいい。そしてここであの有名な音楽が流れ、スマートにセキュリティを突破していくのが実に気持ちいい。

まあ、どうやって消防士になりすましたのかとか、色々気になる点はあるが。あとクレアが飲み物に入れたあの液体はなんなのだろう。下剤にしては強すぎるし、普通に何らかの毒物なのかな?笑

残念だった点

残念だった点は、ラストシーンのヘリがトンネルの中に入り込むシーンが非現実的すぎて萎えたこと。まあ、CGも時代を感じさせるような出来栄えで、終始イーサンが浮いているような描写になっている。

あの違和感を消し去るために多くの年月を進化に当ててきたのだなと思うとちょっと感慨深くもなる。続編もまだみていないので、そこはどう修正されているのか期待したいところだ。

終わりに

トム・クルーズの代表作ということで見る前から期待していたが、良くも悪くも期待通りといった感じの映画だった。これは単純に私の期待値が高かっただけかもしれないので、続編も見て面白さを感じていきたいと思う。